むくみは立ち仕事だけでなく、腎不全や甲状腺機能低下症などの疾患でも起こります。
下肢にパンと張ったような感覚が起こり、中には痛みを伴うことも。
程度が軽ければ騙し騙し生活することは可能ですが、程度が重ければ生活に支障をきたすこともあります。
中には病気が隠れている場合もあるので、症状が酷いと感じたら重篤になる前に医療機関を受診しましょう。
むくみの対策は、自宅で手軽に出来るものもあれば、専門の資格を持った施術師によって行われるべき治療法もあります。
自宅で出来るむくみの治療には、加圧ソックスを着用するなどの方法があります。
水分が溜まった足を圧迫し血管内に水分を戻すという効果が期待できます。
寝るときや立ち仕事の最中など、着用するだけで対策できるので非常に人気です。
そのほか、利尿作用がある漢方薬を服用するという方法も効果が期待できます。
むくみ防止の漢方薬は市販されているので、気軽にチャレンジすることができます。
病院などの医療機関で行われるむくみの治療には、用手的リンパドレナージを用います。
手を使って下肢をマッサージすることで、下肢に溜まった液性成分を血管の中に戻すのです。
用手的リンパドレナージは、程度の酷いむくみの場合やリンパ浮腫という特殊なむくみに対して行われます。
病院での保険診療で行えるため、比較的安価で治療を受けることができます。
一ヶ月に一回というスパンで施術を受ければ、一過性ではあるもののむくみ症状の改善が可能です。
この治療法は多くの患者さんに喜ばれています。